女の戦い
2006年11月08日 08:49
「ベルサイユのばら」を読み終わった。面白かったです。特に面白かったのが、マリー・アントワネットとデュ・バリー伯夫人の争いだったというあたりがアレ。女子はいつの時代も変わらないのな! そこが女子の可愛いところだと自分も女子である私は思ってるんですが(笑)。
ベルサイユでは、公式の場で身分の低い者から自分より高い者に声をかけることが許されない。オーストリアとフランスの同盟のためにフランス皇女になったアントワネットは、王宮で一番地位の高い女性なので、みんなアントワネットから声をかけられるのを待っているわけです。
デュ・バリー伯夫人は下層階級の生まれで元娼婦ですが、色々画策してフランス国王の妾にまで登りつめた女であり、みんなデュ・バリー伯夫人には頭が上がらない。当然、オーストリアから来たアントワネットのことをよく思っていません。この二人がぶつかり合うんだから面白くないわけがない。
1. アントワネットが初めてベルサイユ宮殿に
・デュ・バリー伯夫人……鼻ったれ娘が急にでしゃばってんじゃないわよ!
・アントワネット……何よあの女、じろじろ私のこと見て! 自分が王妃になったかのような態度だし、なんでみんなあんな女にへいこらしてるの? 後になってデュ・バリー伯夫人のことをよく思っていなかった国王の娘に、デュ・バリー伯夫人が娼婦であることと国王の妾であることを教えてもらいます。そして「あの女は無視してやりなさい」とけしかけられる。
2. アントワネット二度目のベルサイユ宮殿
・デュ・バリー伯夫人……あの子、この前は私がどういう地位の人間だか知らなかったみたいだけど、今日は声をかけてくれるんでしょうね!
・アントワネット……娼婦が王宮にいるなんて汚らわしい! と、デュ・バリー伯夫人以外の人に声をかけまくる。
・デュ・バリー伯夫人……ま、まさか公然と無視しようとしてるんじゃ……! アントワネットに無視されるせいで、宮廷内で「身分の卑しい人」などと陰口を叩かれるように。国王につい愚痴るが、笑ってあしらわれてしまう。
3. 三度目の二人の戦い
・デュ・バリー伯夫人……この時はアントワネットに声をかけられる素振りを見せられつつも、やはりあっさりと無視されてしまいワナワナ状態に。ワナワナ~*
・アントワネット……ホホホホホホホホ。
・宮廷内……オスカルはどちらにつくのか? などと噂。
・オスカル……どちらにもつかん! この面白い女の一騎打ちを観戦させていただくさ。(お前はヲチャーか!)
4. 四度目の戦い
・デュ・バリー伯夫人……宮廷内でも人気のあるオスカルを味方につけようと試み、国王にオスカルの母親を自分の侍女にしたいと願い出る。
・アントワネット……負けない! 私も主席侍女の待遇でオスカルの母親を侍女にしてくれるよう皇太子に願い出る。
・オスカル……とばっちりを受けてしまったオスカルは、自分がデュ・バリー伯夫人かアントワネットかを選ばされる羽目に。「ふざけるな」と怒るが、父親に「国王の命令だ」と言われてしまい、それならば正当な王位継承者のアントワネット様に、と答える。
・デュ・バリー伯夫人……ワナワナが更に増幅。ワナワナ~** 国王にしつこく愚痴る。あまりにしつこいので、国王もアントワネットの侍女を通して注意。
5. 五度目の(ry
・アントワネット……オーストリア時代からついてきてくれているメルシー伯に、オーストリアとフランスの同盟破棄の可能性を伝えられるが取り合わない。王太子妃としての尊厳と誇りのために、娼婦には声は絶対にかけないと心に決め、やはりシカト。
・デュ・バリー伯夫人……ワナワ(ry。キレてまた国王に愚痴。
・国王……アントワネットがフランス国王の命令を無視している! と愕然。
6. 六度目
・アントワネット……メルシー伯に「このままでは同盟が破棄され、オーストリア女王であるあなたの母親の今までの尽力が水泡と化す」と説得される。母親と故郷のオーストリアのことを出され、泣きながらアントワネットも一度だけならと声をかけることをようやく決める。
・デュ・バリー伯夫人……宮廷内でもアントワネットが声をかけることを知らされていたため、声をかけられるのをワクワクして待つが、声をかけられる寸前で最初にアントワネットにけしかけた国王の娘に邪魔されてしまう。おかげで宮廷内では「またしてもシカトされてしまったデュ・バリー伯夫人」と笑われてしまう。
・国王……激怒。同盟破棄を宣言。
・アントワネット……今度こそは話すと泣きながらに訴える。
7. 最後
・アントワネット……ベルサイユに来てから二年後、とうとうデュ・バリー伯夫人に声をかける。
・デュ・バリー伯夫人……ホーッホッホッホッホッホ!(勝利の笑み)
二年もこんな戦いをしているのが面白い。